話題の疲労回復専門ジムで「睡眠の質アップ」のコツを聞いてみた 前編

こんにちは、断食道場SHOPの成吉秀明です。

突然ですが皆さん、良く寝れていますか?

若い頃はすごくよく眠れたのに、最近は眠りが浅くて夜中に何度も起きてしまったり…

何時間寝ても朝スッキリ起きれない、なんて方も多いのでは?

そこで今回は東京都渋谷区千駄ヶ谷にある「疲労回復専門ジム ZERO GYM(ゼロジム)」プログラムディレクターの松尾伊津香さんに「睡眠の質をアップするコツ」をお聞きしてきました。

「疲労回復」と「睡眠の質」は切っても切れない関係なのでこうご期待です!

松尾伊津香さん
最近髪を伸ばしているという松尾伊津香さん。スタッフ江島のカメラにも力が入ります

ビルの8階にあるゼロジム千駄ヶ谷スタジオ。どーんと正面になんと2020東京オリンピックスタジアムの全景を見ることができるのです!こんな素敵な環境でトレーニングしたら、さらにパワーを得られそうですね!

ゼロジム千駄ヶ谷スタジオ
オリンピックスタジアムを見ながらトレーニングできる素晴らしい環境!

疲労回復の為の「睡眠コントロール」

――ゼロジムさんはテレビや雑誌にも多く取り上げられています。松尾さんは著書「一生太らない魔法の食欲鎮静術」で食欲のコントロールについても書かれています

「睡眠のコントロール」もお得意なんですね?

松尾 ゼロジムでは疲労回復のプログラムがメインです。最近はそれに関連して「眠りヨガ」や「瞑想」「ストレッチ」について取材や、企業からのお話を頂くことが多いです。

プログラムに取り入れている瞑想も、以前は宗教的なイメージが強かったです。最近市民権を得た感があります。

――人気テレビ番組「マツコの知らない世界」でも「瞑想の世界」やってましたね。

ファスティング(断食)も同様のイメージなんですが、最近はご存知の方が増えた気がします。

効率よく仕事するための睡眠

松尾 最近でいうと9/3が睡眠の日ということで、それに関連した企業オファーも増えています。「コーヒーナップ(カフェインナップ)」という言葉があります。

これは昼食後、コーヒーを飲んでから20分ほど昼寝。カフェインがきいてくるのは20分ほどタイムラグがあります。

起きた後にスッキリして仕事の効率が上がるといったものなんです。

私の方でこれに眠りヨガや瞑想を組み合わせたものを提案しています。昼食後の眠気が仕事のパフォーマンスを下げるといわれています。

最近はコーヒーナップを推奨する企業が増えているんですよ。

――なるほど、興味深いですね。

企業側としても社員に午後からも効率を落とさずに仕事をしてもらったほうが、残業せずに定時で帰ってもらう事でメリットもありますね。

睡眠の前に食事をしないほうが良い理由

――よく「夜寝る3時間前以降は食事はしないほうが良い」と言われます。

その理由としてはなにがあるんでしょうか。

松尾 食事の消化吸収にエネルギーを使ってしまうと、睡眠の大事な役割である「疲労回復」にエネルギーを割くことができなくなります。

結果的に疲れが取れなかったり、寝不足になったり、いくら寝ても寝足らない、なんてことになってしまいます。

寝る前に食事をしないほうが良い事は多くの方が言われていますが、これが理由の一つだと思います。

――寝る前にどうしてもお腹が空いたときは優光泉を飲んで欲しいですね。逆にここでは目が冴えてしまうのでコーヒーは飲まないほうが良いですね(笑)。

現代人は「考え事を辞めること」が難しい

松尾 「情報断食」も睡眠の質アップには必要なんです!

ゼロジムのプログラムではまずは体を思い切り動かすことで考えることをストップしてもらいます。

そこからストレッチや瞑想でリラックスしていくと、自然に何も考えないリラックスした状態になり、睡眠に入りやすくなるんです。

特にデスクワークの方だと頭と体の疲れが比例しないことが多いので、体を動かして体力を消耗し血流を促すことも大事です。

――確かに100メートルダッシュの時に考え事してる人はいないかも(笑)。

松尾 あえてスマホも見ず、情報を入れず、「何もしない」状態を作ることに価値を見出して欲しいんです。

情報過多の現代人は考え事を辞めることが難しいと思います。これからは「持つ豊かさ」でなく、「あえて持たない豊かさ」に価値があると考えています。

――なるほど、断食も一緒ですね。あえてコンビニにもいかず、食事を入れず、「空腹であること」に価値がある。それが本当の意味のデトックスに繋がっていくのかもしれませんね。

次回はさらに具体的に短い睡眠時間で満足できる方法を伺っていきます!