ファスティングは美容や健康、ダイエットに役立つ方法として話題を集めていますが、中には「意味ない…」というマイナスな情報も見聞きすることが…。
そのため、理由や改善策が気になるところですよね。
今回はファスティングが意味ないと言われている理由、正しいやり方で効果を実感するためのポイントを詳しく解説していきたいと思います。
目次(押すとジャンプします)
ファスティングが意味ないと言われている理由
有名人の実践や数日での体重減少といった効果を実感している人がたくさんいるのに、なぜファスティングは意味がないと言われてしまうのでしょうか?
ここでは考えられるさまざまな原因と理由を一緒に考えてみましょう。
食事を抜くことが悪いことだと思われてる
ファスティングが意味ないとマイナスに受け取られてしまうのは、食事を抜くこと自体が悪いと思われているため。
ファスティングは健康や美容の基礎となる食事を抜くため、意味ない・悪いことだと受け取られがちですが、毎日ハードに活動する内臓を休める大切な目的があります。
ファスティングで内臓が休まると、この組織が持つ消化・吸収・分解・排出の働きが活性化し、代謝のUPや健康面へのアプローチにつながっていくのです。
効果を感じられない
ファスティングが意味ないと言われるのは、効果を実感できないことも理由のひとつ。
ただ、ファスティングの正しい知識・やり方を身につけておくことで効果が実感できないトラブルの予防につながります。
ファスティングは単純に食べない・水分補給のみというシンプルなやり方ですが、間違ったやり方や知識を覚えてしまうと効果が出ないという結果につながることがあるのです。
好転反応があるから
ファスティングをするとデトックスが活性化し、一時的に頭痛やだるさなどが出る好転反応が起こります。
ファスティングによる好転反応は、デトックスや胃腸の働きが活性化しているサイン。
ですが、この仕組みを理解できていないことで体調不良だと勘違いしてしまうケースが少なくありません。
好転反応をファスティングによる無理がかかった不調だと間違った認識を持ってしまうことも、ファスティングが意味ないと言われてしまう理由なのかもしれませんね。
こんなファスティングは意味がない
ファスティングは基本的なやり方を間違えると意味がなくなってしまうことがあります。
正しい知識・方法を身につけるきっかけとなる、意味がないファスティングの注意点を一緒に見ていきましょう。
ファスティング後の暴飲暴食
ファスティングが終わると食事制限や空腹ストレスから開放されて気がゆるむため、ついつい暴飲暴食し失敗に終わるケースが少なくはありません。
暴飲暴食をしてしまうと、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることで逆に太りやすくなり、ファスティング期間がムダになってしまうリスクがあるのです。
いきなり過度のスケジュールで始めること
ファスティングは水分のみで過ごす状態を心身に慣れさせていくことが、負担なく継続できるポイントに。
そのため、いきなり16時間1週間といったハードなスケジュールで始めると、ファスティングの状態に心身が追い付けずに負担がかかり、挫折ややり直しにつながってしまうのです。
何も口にしない
ファスティング=何も口にしてはいけないというイメージを持つ人が少なくはないですが実は大きな間違い。
ファスティング中は水分は常に、適量のミネラル(塩分)を補うことが基本のやり方となり、何も口にしない状態は体調や美容の面でも良くない影響が出てしまいます。
栄養の面での影響をカバーするのが酵素ドリンクで、
- 水分
- 適度の塩分
- ビタミン
- 食物繊維
といった栄養をバランスよく補うことができます。
酵素ドリンクはファスティング専用にリリースされた製品のため、必要に応じて活用することがおすすめですよ。
改めてファスティングとは?基本から解説
改めてファスティングはどのようなものなのでしょうか?
ファスティングの基本は、
- 胃腸を休めて本来の機能を活性させる
- 飢餓状態を作りアンチエイジングにアプローチ
というメリットや目的があり、体内をお掃除して代謝の活性やアンチエイジングにアプローチする科学的なエビデンスも報告されています。
ファスティングで胃腸が休まると、消化吸収・分解排出といった機能が活き、
- 必要な栄養成分の吸収
- 毒素や老廃物のデトックス
- 体内環境が整い自然治癒力が高まる
といった恩恵が期待できます。
ファスティングによるアンチエイジング効果は、飢餓時間を作ることで細胞の若々しさを助けるオートファジーの活性がこの理由となっています。
効果的なファスティングのやり方
ファスティングで得られる体内浄化や細胞活性化を実感するために、ここでは正しく効果的なやり方を押さえておきましょう。
無理のない範囲から始める
- 心身をファスティングの状態に慣れさせることが継続のコツとなるため、
- 1~2日からのスタート
- 12時間からスタートし徐々に伸ばして16時間に調整
という無理のないスケジュールを組むようにしましょう。
16時間までに調整できると、「1食+ファスティング中に最適な間食」を摂りながら手軽にスタート・継続でき、心身にかかる負担を少なくできます。
ファスティングするときの注意点
ファスティングを始める時に知っておきたい注意点とそれぞれの理由をまとめてみました。
ファスティング前に体を慣らす
ファスティングを始める前の食事の量を少しずつ減らし、ファスティングの断食状態にカラダを慣らしていきましょう。
- 白米や玄米
- 大豆製品
- キノコ
- 海藻
といった食べ物が、ファスティングの準備食に適しています。
水分補給は必ずやる
ファスティング中の水分補給は、
- 脱水予防
- 血流、代謝促進
- デトックス活性
- 空腹ストレスを和らげる
といういくつもの目的があり、不足すると体調不良や挫折につながってしまいます。
水分補給がファスティングの成果を左右すると言っても過言ではないため、喉が渇いていなくてもこまめに飲むようにしましょう。
ファスティング後は回復食から
ファスティングが明けたら、急にいつもの食事内容・量に戻すのは胃腸に強い負担がかかるため要注意。
ファスティング明けの食事は、
- 内臓を温め消化に良い“おもゆ”
- ミネラルが補える“具なしの味噌汁”
- ビタミン、繊維質が豊富な“玄米粥”
といった消化吸収の良いレシピから始め、少しずついつもの食事内容・量に戻していくことがポイントです。
ファスティングに向いてない人
ファスティングは幅広い年代の方の実践者が多いですが、以下のような方には注意が必要です。
ファスティングに向いていない人のタイプとその理由を詳しく見ていきましょう。
病気で体重が落ちている人
病気によって体重が落ちている場合は改善・克服、体重増加に必要な栄養を、食べ物や治療から十分に補う必要があります。
ファスティングはそもそも、水分のみで過ごしながら体重を落とす目的もあるため、病気療養中の方には向いていないと言えるのです。
消化器系の病気がある人
ファスティングは食べたものの消化吸収、分解や排出を担う胃腸を休める目的があります。
消化器系の病気のある人は、ファスティングの胃腸を休めるやり方が消化器への負担やダメージにつながってしまうため、ファスティングに向かないタイプと言えるでしょう。
まとめ
ファスティングに意味がないと感じてしまったら、基本のやり方やスケジュールを見直し調整を始めてみましょう。
自身のコンディションに合ったファスティングは成果につながりやすいため、意味がないというイメージをきっとなくすことができますよ。