【これで解決】断食中の頭痛の原因と対処法|実は好転反応だった

頭痛に耐える女性

断食(ファスティング)中に、多くの方が体験する頭痛

「断食中の頭痛は、好転反応によるものです」と書かれているWebの記事をみることが多いのですが、本当にそうなんでしょうか?

体調不良が原因で中断しないといけないのは、とても辛いこと。

事前に断食中に頭痛が起こる原因や対処法を知り、安心して断食に取組みましょう!

そこで今回は、

・断食中に起こる頭痛の原因
・断食中に頭痛が起こったときの対処法
・断食前には準備が必要

この3つについて詳しく説明します。

断食中に起こる頭痛の原因は主に3つあった!

頭痛

断食中に起こる頭痛には、主に3つあります。

食事を完全に断つので、普段の生活と大きく変わります。そのため、体調不良が起こりやすいんです。

・カフェインの離脱症状による頭痛
・血糖値の変動による頭痛
・脱水症状(塩分補給)による頭痛

断食の効果で「身体が変わろうとしている」という理由も考えられますが、それ以外の原因で頭痛が起こっている可能性が高いといわれています。

それにしても、断食中にカフェインを摂っていないのに、カフェインが原因で頭痛が起こるなんて不思議ですよね。

それでは、頭痛の原因について1つずつ解明していきましょう!

また、次の項目から原因別の対処法もご紹介していきますが、対処法を行っても良くならないと感じた場合は、速やかに断食を中断するようにしてくださいね

無理して断食を続けるとリスクを伴います。体調と相談するようにしましょう。

断食中の頭痛の原因①カフェインの離脱症状【好転反応】によるもの

頭痛

まず一つめの原因はカフェインの離脱症状【好転反応】による頭痛です。

断食における好転反応とは、体がデトックス(解毒)を行う過程で一時的に現れる症状のことです。これには頭痛、疲労感、皮膚のトラブル、消化不良などが含まれます。断食中、体は通常のエネルギー源である食事を得られないため、蓄積された脂肪や老廃物を分解してエネルギーに変えます。この過程で、体内の毒素が一時的に血流に放出され、上記のような症状が引き起こされることがあります。これらは一般的には一時的で、体が浄化されるにつれて改善します。

日頃から、コーヒーなどでカフェインを摂取している人は注意が必要です。その理由は、カフェインには「離脱症状」があるから。

離脱作用とは、毎日カフェイン摂取している人が、突然カフェインの摂取をやめることで起こる症状の事です。離脱症状は、人によって異なると言われていますが、頭痛吐き気眠気などが起こるようです。

カフェインの離脱症状による頭痛の対処法 カフェインの離脱症状による頭痛が起きた場合は、『時間が経つ』のを待つしかありません…

カフェインの離脱症状は、最後にカフェインを摂取した12時間~24時間後に現れ、24時間~48時間にピークを迎えるようです。

時間が経てばこの症状も緩和されますが、頭痛が治らない場合は、カフェインを含んでいる飲み物を少しだけ摂取しましょう。カフェインを摂取したら頭痛も自然と治まるようです!

断食中に飲むなら、番茶ほうじ茶などのお茶がおすすめです。

コーヒーなどのカフェイン含有量が多い飲み物も、断食中は1日に1杯程度なら問題ありません。

断食中の頭痛の原因②血糖値の変動によるもの

頭痛

2つ目は「血糖値の変動による頭痛」です。

血糖値とは、血液の中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のこと

ブドウ糖は脳が働くために、欠かせないエネルギー。ブドウ糖は普段私たちが食事の中で食べているご飯(白米)やパンから摂ることができます。

しかしながら、断食中はご飯やパンは食べませんよね。そのため、断食中は通常より血糖値が低い状態になります。

血糖値は高いときだけでなく、低いときも注意が必要ってご存知でしたか?

血糖値が低い状態になると、脳がエネルギー補給を求めて、血糖値を上げる為に「アドレナリン」などのホルモンが分泌されます。

アドレナリンなどのホルモンは、呼吸が早くなったり血管を収縮する働きがあるため、結果として断食中に頭痛が起こってしまうんです…

血糖値による頭痛のNG対処法

『チョコや飴を食べて血糖値を上げればいいのでは?』

と考える方もいるかもしれません。

しかしながら、断食中の飴やガムの摂取はNG!

急激に血糖値が上がると、体内の血糖が上昇と下降を繰り返し、頭痛が酷くなる恐れがあります。

断食中の頭痛の原因③脱水症状(塩分不足)によるもの

頭痛

断食(ファスティング)中は、脱水症状になりやすいと言われています。

酵素ドリンク等で水分を摂りながら断食を行っていても、脱水症状になる可能性はあるのは不思議ですよね?

その理由は、体内の塩分(ミネラル)が不足しているから。

断食中に塩分を摂っていない場合、尿として塩分と水分が排出されてしまうので、脱水症状が起こってしまいます。その結果、頭痛が起こってしまうんですね!

脱水症状(塩分補給)による頭痛の対処法

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断食中は、普段の生活よりも塩分(ミネラル)を補給することを心がけましょう。

塩分補給におすすめの方法をいくつかご紹介します。

塩を直接なめる

少し驚かれるかもしれませんが、断食中においてはよく見る光景なのでご安心ください。

塩を選ぶ時にも、少しだけコツが必要です。それは、添加物不使用の天然塩を選ぶこと。

塩だけでなめるのはちょっと感じる人はごま塩でもOKですよ!

「一粒」の梅干しを食べる

断食中に固形物である梅干しを摂っていいの?と疑問に思った方がいるかもしれませんが、1日に1粒程度であれば問題はありません

よく噛んで食べてくださいね!

断食期間は内臓を休めることが大切。この時に使用する塩や梅干しも、天然塩や無添加の梅干を選ぶようにしましょう。

この時に食べる梅干しも、無添加のものを選ぶようにしましょう。甘いはちみつ梅などは避けるようにしてくださいね。

具なしの味噌汁を飲む

適度に塩分は摂れる、具なしの味噌汁を飲むのもおすすめです。断食中なので、お味噌汁の具材は食べないようにしてくださいね。

しかしながら、飲みすぎは塩分過多になってしまいますので注意が必要です。

多くても、お椀3杯程度に抑えておきましょう。

梅醤番茶を飲む

梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)という言葉を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?

番茶に梅干しと醤油を練り合わせたペースト状と、生姜を入れたドリンクです。

梅醤番茶は日本において古くから伝わる「栄養ドリンク」

元気がない時や疲れたと感じた時に、飲まれているんですよ!塩分補給ができるだけでなく、身体も温まるのでおすすめです!

断食前の準備もカギに!

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頭痛が起こりにくいようにするためには、断食前の準備が必要です。

断食を行う、1週間から3日前から身体を整えておくことで、断食中の不快感が減少されます。

断食前の準備期間では、和食中心の生活を心がけてビタミンミネラルをしっかり蓄えましょう。

また、チョコレートやジュース、アイスクリームなど、白砂糖がたっぷり含まれた物は控えて、カフェインも飲まないように意識することをおすすめします。

準備期間中に甘い物が欲しくなった時は、フルーツなどの自然の甘さで代用することで、ストレスなく準備期間を進めることができますよ!

断食前の準備期間から酵素ドリンクを飲んでおくこともオススメです♪

断食後の回復食期間がとても大切なように、断食前の準備期間もとても重要。

断食前のドカ食いは、断食中の自分の首を絞めることになりますので絶対にやめてくださいね。

断食中の頭痛まとめ

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いかがでしたか?

断食中に頭痛が起きたときには、

・少量のカフェイン摂取
・塩分補給を行う

この2つを実践してみて下さい。

断食中に起こる頭痛は塩分補給やカフェインの摂取で良くなるとは思いますが、どうしても頭痛が収まらない場合に我慢する必要はありません。

断食を中断したり、医療機関を受診するなど臨機応変に対応しましょう。

日頃から健康的な食生活を心がけて、また身体を整えた状態で断食に挑戦してみてくださいね!