おうち時間が増えたことをきっかけに、ファスティングへの関心が高まっていますね。
ネットには様々な種類のファスティングが存在しています。
その中でも、ちょっとしたブームになっているのがヨーグルトファスティング。
今回は、ヨーグルトファスティングのやり方や注意点を調べてみました!
目次(押すとジャンプします)
ヨーグルトファスティングとは?
ヨーグルトファスティングとは、一定期間いつもの食事をヨーグルトに置き換えるダイエット法の1つです。
本来のファスティングは固形物を口にできないのに対して、ヨーグルトファスティングではヨーグルトを食べることができます。
『食べられる』という安心感から、気軽にチャレンジする方が増えているんですね。
でも、なんでヨーグルトは食べても良いのでしょうか?
ヨーグルトは固形物の中でも消化に良いため、身体に負担がかかりづらいからだそうです。
その中でも特にオススメされているのがギリシャヨーグルト。
ギリシャヨーグルトはほかのヨーグルトと比べて水分が少なく、タンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質を摂取することで筋肉を維持しやすくなりますね。
また、濃厚で食べごたえがあり空腹感を紛らわしやすいのも、ギリシャヨーグルトがオススメされる理由の一つ。
身体への負担を減らしながら、タンパク質も摂取できるんですね!
ヨーグルトファスティングのやり方
次は、ヨーグルトファスティングを始める前に用意するものと、詳しいやり方を見ていきましょう。
まず必要になるのはヨーグルト。
先ほどお話ししたように、種類はギリシャヨーグルトがオススメされています。
もしギリシャヨーグルトが手に入らなかったとしても、必ず無糖のものを選びましょうね!
そしてもう一つ、ヨーグルトだけでは足りない栄養を補うために野菜ジュース(またはスムージー)を用意します。
こちらもヨーグルトと同じく、無糖のものがオススメです。
用意するものはこの2つだけ!
どちらも近所のスーパーやコンビニに行けば簡単に手に入りますよね。
そして、ヨーグルトファスティング中のルールも2つだけです。
1つ目は、朝食・昼食・夕食をすべてヨーグルト100~200gと野菜ジュース200~300mlに置き換えること。
2つ目は、水分補給をこまめに行うこと。
水分補給には、水や炭酸水、カフェインの入っていないお茶などを選びましょう。
準備もルールも簡単なので、いつでも始めることができますね!
ヨーグルトファスティングに実際に挑戦してみた!
今回はエリカ健康道場のスタッフ本田が2日間のヨーグルトファスティングに挑戦してみました。
ファスティングする前に『準備日』、ファスティングを終えた後に『回復日』を設けて、合計4日間のスケジュールとなっています。
ヨーグルト、野菜ジュースはどちらも無糖のものを準備しました。
ヨーグルトファスティング 準備日
ヨーグルトファスティング前日の夕食は、白ごはん、納豆、みそ汁。
腹八分目を意識して、20時までに食べ終えました。
写真の食事だけではちょっと物足りず、なかなか食欲が治まりませんでした。
『こんな調子で明日から大丈夫かなあ…』
と、少し不安を感じながら2日間のヨーグルトファスティングがスタートしました。
ヨーグルトファスティング 1日目
今回おこなうヨーグルトファスティングは1日3食しっかり食べることができます。
実際にギリシャヨーグルトを食べてみると、とっても濃厚! おいしくて、思った以上に満足感もありました。
そのおかげで、日中はあまり空腹感なく過ごせました。
ただ、ひとつだけ問題が…
すごく頭が痛い!!
ファスティング中の頭痛は、ほとんど塩分不足が原因だとされています。
ファスティング中の頭痛やだるさの対策として、十分な塩分補給がオススメされてます。
でも、今回の頭痛はどれだけ塩分を摂っても治まらない!
調べてみたところ、原因はおそらくカフェイン離脱症状。
普段カフェインを摂っている人が急に摂取をやめると、離脱症状として頭痛や眠気などが起こるようです。
ヨーグルトファスティング中はカフェインを控えた方が良いらしく、毎日飲んでいるコーヒーも我慢していました。
が、あまりの頭痛に耐えられず1杯だけコーヒーを飲んでみると、あれほどつらかった頭痛があっという間に治まりました。
ファスティングよりもカフェイン離脱に苦しめられた1日目でした。
(頭痛が治った嬉しさで、夜まで空腹を忘れられたことが不幸中の幸いでした…)
ヨーグルトファスティング 2日目
2日目は朝から大きな変化が。
なんと、あれだけ朝が苦手だった私がアラームの前に目を覚ましたのです!
普段の食生活では、私たちが寝ている間も身体は食べ物を消化するために働いています。
でも、ヨーグルトファスティング中は消化にあまりエネルギーを使わないので、寝ている間は身体を休めることができます。
だから、いつもより疲れが取れて気持ちよく目覚めることができたんですね。
1日目の反省を活かし、2日目は朝からコーヒーを1杯だけ飲みました。
お昼頃までは心地よい空腹が続き、なんとなく頭も冴えている感じ。
「つらい」「やめたい」と思うことはまったくありませんでした。
それでも夕方が近づくと、「食べたい」の気持ちが強くなってきます。
いつもは夕ごはんの時間なので、身体が準備を始めるからです。
でもみなさん、ご安心ください。
ごはんの時間にはヨーグルトを食べられるのが、ヨーグルトファスティングのうれしいところ。
濃厚なギリシャヨーグルトのおかげで耐えられないほどの空腹感もないまま、2日間を乗り越えることができました。
ヨーグルトファスティング 回復食日
回復日の朝もすっきりと起床。
ヨーグルトは食べているのに、おなかの中はからっぽな感じがします。
朝食まではヨーグルトと野菜ジュースで過ごしました。
ここまでくると、せっかくからっぽにした胃腸をふつうの食事でいっぱいにしてしまうのがもったいない!と思い始めてきます。
(ちょっと発想が怖いですね…笑)
それでも昼食からは、ちゃんと『回復食』を食べ始めました。
回復食とは、ファスティングで休ませた身体に急に負担をかけないような、消化に良い軽い食事のこと。
私は昼食におかゆとおみそ汁を食べました。
写真の量でもおなかいっぱいです。
ヨーグルトファスティングを始める前と比べて、胃が小さくなったのかもしれません。
夕ごはんもおかゆとおみそ汁を食べ、次の日からは普段の食事に戻しました。
(頭痛などもトラブルもありましたが、無事にヨーグルトファスティングを終えることができました!)
ヨーグルトファスティングを終えて
ヨーグルトファスティングを終えた2日目の時点で、少しだけスッキリしていました。
回復食を食べた次の日には減った半分くらいが戻っていました。
食べる量が減った分だけスッキリして、食べる量を戻した分だけ増えたって感じですね。
ヨーグルトファスティングのメリットはダイエットだけでなく、消化に必要な時間が減らして身体を休ませることだと感じました。
また、ヨーグルトファスティング最大の特徴は、誰でも手軽に始められることだと思います。
今までファスティングしたことのない方でも、ヨーグルトファスティングに取り組んでみると、
『少ししか食べなくても案外大丈夫だった!』『今までちょっと食べ過ぎていたかも…』
など、食生活を見直すきっかけが見つかるかもしれませんよ!
ヨーグルトファスティングでおすすめのヨーグルトの食べ方
朝食であればオリゴ糖やはちみつなど甘味を少し加えてもOKとなっているようです。
「ヨーグルトの味に飽きてしまった…」という方は、アレンジしてみてはいかがでしょうか。
身体を休めるよりもダイエットのためにヨーグルトで置き換えファスティングを行う場合であれば、甘味料等を加えても大丈夫です。
ただし、その分カロリーも増えてしまいますので、加えすぎには注意しましょう!
ヨーグルトファスティングの注意点
ここからは、ヨーグルトファスティングをする際の注意点をご紹介します。
注意点をしっかり確認して、安全にヨーグルトファスティングを始めましょう!
ファスティング前日は腹八分目を意識する
『明日から食べられなくなるから…』
と前日に食べ過ぎてしまうと、身体がうまく休めなくなってしまいます。
夕食は腹八分目を意識して、身体に優しい和食中心の食事を摂るのがオススメです。
ヨーグルトと野菜ジュースは無糖のものを選ぶ
砂糖や人工甘味料を摂取すると、血糖値が急激に上がってしまいます。
特にファスティング中は身体にも負担をかけてしまうので、成分表示をよく見てから商品を選ぶようにしましょう。
水分・塩分をこまめに補給する
ヨーグルトファスティング中は、食べ物に含まれる水分や塩分をほとんど摂取しなくなります。
脱水症状や頭痛を防ぐために、こまめな水分補給と塩分補給を心がけてくださいね。
激しい運動を控える
エネルギーが不足しがちなヨーグルトファスティング中は、激しい運動は避けましょう。
ウォーキングやヨガなどの軽い運動であれば問題ありませんが、無理は禁物ですよ!
飲酒・喫煙は控える
ファスティング中は吸収が良い状態になっているので、飲酒や喫煙が体に悪影響を及ぼす可能性があります。
ちなみに、カフェインを含んだコーヒーや紅茶も控えた方が良いですが、1日に1~2杯程度に抑えることをおすすめしています。
ファスティング後は回復食を食べる
ヨーグルトファスティングを終えた後で肝心なのが、一番最初に食べるもの!
急に普段の食事に戻すと胃腸に負担をかけてしまうため、回復食期間をしっかりと設けることが大切です!
まとめ
いかがでしたか?
今回は様々なファスティングの中の1つとしてヨーグルトファスティングを取り上げてみました。
最近は、砂糖や牛乳を一切使わず、豆乳と乳酸菌で作る植物性のヨーグルトも販売されているようです。
植物性のヨーグルトを使ってファスティングしたら、また違った気づきがあるかもしれませんね。
自分に合ったファスティングを取り入れて、健康的なライフスタイルを作っていきましょう!