寒い冬の季節は身体の芯から縮こまってしまうように感じるものですよね。
冬の寒さを吹き飛ばして元気に活動するために、身体の奥から温めてくれる食材のパワーを借りましょう!
この記事では、手軽に毎日の食生活に取り入れることのできる体を温める効果のあるちょい足し調味料について取り上げます。
早速家族の食卓に取り入れてみるのはいかがでしょうか?
万能薬といわれる生姜のパワー
身体を温める効果が高いことで広く知られているのが生姜ではないでしょうか。
漢方でも、万能薬と言われているほど定番の食材です。
なかには、あらゆる食べ物や飲み物にショウガを入れるジンジャラーと言われる人たちもいるほどです。
生姜には、ショウガオール、ジンゲロンといった成分が含まれます。
これは血流を改善する効果があり、身体を芯から温めてくれます。
こうした成分は生生姜ではなく乾燥生姜や加熱した生姜に多く含まれます。
そのため、摂取する際には熱で乾燥してあるものを選び、加熱して使うようにしましょう。
特に、乾燥生姜と鶏ガラスープにお湯を注いだ簡単なスープや、ショウガ紅茶など手軽な飲み物で積極的に取ることができるでしょう。
また、味噌汁やうどん、煮物や鍋などに皮ごとスライスして入れるのも効果的です。
身近な食材だけど、冷え性対策の効果抜群の味噌!
世界的な日本食ブームによって、栄養価のバランスのとれたみその素晴らしさが最近見直されていますね。
実は、味噌は冷え性の対策にも効果があります。
味噌には赤血球を作るビタミンB12と、良質のたんぱく質や適度な塩分を含まれています。
冷え性の人にはぴったりの身体を温めてくれる健康食材なのです。
血流が促進されることと発酵食品特有の温める作用で、身体が内側からポカポカになります。
味噌汁などで簡単に摂取することもできます。
炒め物や煮物などの味付けに積極的に味噌を使ってみることもできるでしょう。
刺激的な唐辛子で身体のすみずみまで温めよう!
唐辛子などの辛いものを食べて、身体があったかくなったという経験をしたことが誰しもあるのではないでしょうか。
赤唐辛子やチリペッパー、カイエンペッパーなど一口にとうがらしといってもいろいろな種類がありますが、それらの中に含まれるカプサイシンという辛味成分には身体を温めてくれる効果があります。
カプサイシンは、中枢神経を刺激してアドレナリンの分泌を促します。
アドレナリンはエネルギー代謝を促進させるため、身体の中の毛細血管の血液循環がよくなり、体のすみずみまで温かくなるのです。
これは、まるで運動をしているような状態です。
さらに、カプサイシンは皮下脂肪の代謝を促進させるので、肥満を抑え、ダイエットにも効果があります。
寒い季節にはキムチ鍋や坦々麺など辛いメニューが恋しくなります
どんどん食卓に取り入れて唐辛子パワーで体を温めるようにしたいものですね。
なお、取りすぎると効果が薄れてしまうため、大量に摂取するのは控えましょう。