じゃがいもはダイエットに効果的!カロリーはなんと白米の半分程度。

じゃがいも

 

こんにちは!断食道場SHOPです。

 

淡白でどんな味付けにも合うじゃがいも。調理法のバリエーションも豊富で、食感も様々なので、非常に多くの料理に使われる食材です。

 

炭水化物としてのイメージも強いため、野菜であるという印象が薄いかもしれません。しかし、じゃがいもに含まれる栄養は炭水化物だけではありません。

 

そこで今回は、意外と知らないじゃがいもについて、ご説明します。

 

じゃがいもの基礎知識

じゃがいも

 

アンデス原産のじゃがいもは、先住民インディオの主食として非常に古くから栽培されていました。

 

16世紀半ば、スペイン人がヨーロッパに持ち帰ったことから世界中に広がり、ロシアや東ヨーロッパの国々では主食の位置を占めるほど重要な野菜です。

 

日本に伝わったのは17世紀初頭。オランダ人が長崎に持ち込みましたが、ジャガタラ(現在のジャカルタ)から来た芋ということで、ジャガタラ芋→じゃがいもと呼ばれるようになったという説があります。

 

植えてから3~4ヶ月で収穫できる上、保存もしやすいじゃがいもは、年間通して流通しています。その中でも、全生産量の8割近くを占める北海道での収穫期、9~10月がひとつの旬といえます。

 

また、最近は小粒の「新じゃが」も人気です。これは、保存せずに収穫後すぐに出荷されるもので、皮が薄くフレッシュな味が特長。3月頃に九州産が出荷されるのを皮切りに徐々に産地が北上し、6月頃まで続きます。

 

じゃがいもの種類

じゃがいも

 

じゃがいもの2大ブランドと言えば、男爵とメークイン。この2種類で全生産量の9割を占めています。男爵はゴツゴツしていて丸みを帯びた形、メークインはスラッと細長い形をしています。

 

食感も異なるので調理法によって使い分けるとよいでしょう。ホクホクとしているのが男爵で、ポテトサラダやコロッケに向いています。

 

一方で煮物に使うと荷崩れしやすくなります。メークインは、ねっとりした食感で荷崩れしにくいので、カレーや肉じゃがに適しています。

 

最近は、「キタアカリ」「インカのめざめ」など、品種改良によって生まれた新しい種類のじゃがいもも認知度が高まり、スーパーで見かけるようになりました。

 

じゃがいもの栄養や有用成分

じゃがいも

 

じゃがいもを主食として食べている国があるように、じゃがいもの主成分は炭水化物です。そのため「太りやすい」というイメージもありますが、実はじゃがいものカロリーは白米の半分程度。

 

主食としてはヘルシーな食材ということになります。また、ビタミンB群やビタミンCも豊富に含まれています。

 

ビタミンCは加熱に弱い性質がありますが、じゃがいものビタミンはでんぷんに守られているため、加熱しても減少しないのが特徴です。カロリーが低くビタミンも多いので、じゃがいもはダイエットにも適した食材と言えます。

 

さらに、じゃがいもに含まれているカリウムは、塩分の排出効果があります。塩分の摂取過多による高血圧や生活習慣病を予防するのに効果的です。

 

気をつけよう!じゃがいもの天然毒素

じゃがいも

 

じゃがいもの芽や緑色になったじゃがいもには、ソラニンカロニンと呼ばれる天然毒素が多く含まれます。これらを食べると、食中毒症状として吐き気や下痢、嘔吐、めまいなどを引き起こすことがあります。

 

調理上の注意としては、まずじゃがいもの芽は深くえぐること。また、皮に緑色の部分があれば厚く皮を剥き、全体的に緑色のじゃがいもは食べないようにしましょう。

 

じゃがいもが未熟だったり、生育中に土寄せが足りず日光を浴びたりすると緑色になります。家庭菜園で育てたじゃがいもなどは特に注意が必要です。