トロピカルフルーツの代表として名前が挙がる青パパイヤ。
ねっとりとした食感と芳醇な甘みは、いかにも南国の雰囲気を感じさせてくれます。
そんなパパイヤ、美味しいだけではなく栄養豊富なフルーツでもあること、知っていましたか?
そこで、今回はパパイヤについての基礎知識をご紹介します。
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パパイヤについての基礎知識
パパイヤの原産国は中南米です。大航海時代に世界中に広がり、主に熱帯地方で定着しました。
日本に伝わったのは明治時代で、沖縄県や小笠原諸島などで栽培が始まりましたが、量は現在に至るまでそれほど多くはありません。
現在日本で流通しているものも、ほとんどがハワイやフィリピンのものです。
これら海外産パパイヤの輸入が認められたのは1968年のことであり、スーパーなどで見かけるようになったのもそれ以降のお話なので、フルーツの中では新顔と言えるでしょう。
パパイヤといえば、果皮も果肉も黄色いものを思い浮かべるでしょうか。最も流通量の多いのがこの黄色い「ソロ種」と呼ばれるパパイヤです。
また、果肉が赤みを帯びた「サンライズ・ソロ種」と呼ばれる品種もあり、糖度が高いことで知られています。
また、産地では、熟する前の「青パパイヤ」を調理に使うことも多く、沖縄でも名物料理「しりしり」の材料として青パパイヤを用いることがあります。
パパイヤに含まれる栄養・効能とは
パパイヤには豊富なビタミンCや、骨を丈夫にするマグネシウムなどが含まれます。また、赤血球をつくる葉酸が多いので、妊娠中の方にもおススメです。
最近話題なのが、青パパイヤに含まれる酵素の作用。青パパイヤには、タンパク質を分解する酵素「パパイン」のほか、炭水化物や脂肪を分解する酵素が含まれています。
これら分解酵素の他にも、免疫を強化する酵素や、活性酸素を除去する酵素など、さまざまな機能を持った酵素が大量に含まれています。
青パパイヤの酵素含有量は熟したパパイヤの約10倍とも言われ、ダイエット食品としても注目を集めています。
マクロビにおけるパパイヤと食べ方の注意
パパイヤのようなトロピカルフルーツは、「極陰性」に分類されます。
食べすぎると体を冷やすため、特に冷え症の方は摂取を控えた方がいいでしょう。健康な方も、食後のデザートとして2~3切れ程度食べるのが適量です。
青パパイヤは、熟したパパイヤよりも健康効果が高いことで知られていますが、酵素は加熱によって失活してしまうため、生食がおすすめ!
タイ料理の「ソムタム」は、美容・ダイエットに効果大です。
フルーツとしても、野菜としても、美味しくいただけるパパイヤ。気軽に食べてみてくださいね。
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