今回も渋谷区千駄ヶ谷にある疲労回復専門ジム ZERO GYM(ゼロジム)プログラムディレクター、松尾伊津香さんに「睡眠の質をアップするコツ」をお聞きしてきました。
眠りが浅くて夜中に何度も起きてしまう方や、何時間寝てもスッキリ起きれない方は必見です!
前回の記事はこちらから
話題の疲労回復専門ジムで「睡眠の質アップ」のコツを聞いてみた 前編
目次(押すとジャンプします)
短い睡眠時間で疲労を回復する方法
――では今回はより具体的に睡眠の質を上げる方法をお聞きしたいと思います。
松尾 いま「睡眠の質」が下がっている方が増えている様に思います。
しっかり睡眠時間を取ってもスッキリ起きれない方や、夜中に起きてしまう、寝つきが良くない方が多いです。
そもそも睡眠状態とは、副交感神経というリラックスする神経が働かないといけないんです。
でも携帯やパソコンを寝る直前まで見ていたり、明るい照明の下にいたりするとそのリズムが崩れてしまうと言われています。
その状態で寝ても睡眠の質が良くならないのです。まずは睡眠の質が下がりやすいライフスタイルを変えていく必要があるんです。
睡眠の質が下がりやすいライフスタイルを変えていく必要がある
ZERO GYMで出版した本「エグゼクティブ・コンディショニング」でも、まず寝る前一時間はスマホやパソコン、テレビなどのスクリーンを見ない時間を作る事を推奨しています。
でないとせっかく睡眠の質を上げる運動やストレッチや瞑想をしても意味がなくなってしまいます。
あと食事も寝る前には取らない事ですね。
――思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか。ではその寝る前のスマホやテレビを見ない時間は何をしたらいいでしょうか。
松尾 その時間は少し証明を暗くしてストレッチや瞑想、呼吸法を試して頂ければと思います。
しないだけなので意外とシンプルでしょう?
――確かに、習慣化できれば難しくない気がしますね。
松尾 あとは心と体の疲れがマッチしていないと睡眠の質が上がらないことが多いですね。
仕事で頭は使ったけど、体が疲れていない状態になります。
眠りの質が悪い場合は血流の滞りが起こり、結果的に疲労回復につながらない原因になります。
体を動かして、ストレッチをし、瞑想して心を落ち着かせます。
その後睡眠へという流れができるとベストですね。
「良い睡眠」の法則を見つける方法
ここで眠りに悩みを抱える断食道場ショップスタッフ江島の睡眠相談に。
江島 睡眠時間は取っているんですが、朝スッキリ目覚められないのが悩みなんです…
特に夜遅くまで起きているわけではないんですが。
松尾 なるほど。ではちょっと原因を探っていきますね。
ところで江島さんは「疲労回復」の指標ってなんだと思いますか?
これが意外と難しくて、人によって諸説あるんですが…
「エグゼクティブ・コンディショニング」では疲労回復の指標を「朝スッキリ起きれるか」に置いています。
おおまかには、
・睡眠
・運動
・呼吸
・食事
この4つを見直していきます。
江島さんは定期的に運動されているし、食事も寝る前に取られていないとの事ですね。睡眠に問題がありそうですね。
ひょっとして寝る直前までスマホを見たりしていないですか?
江島 確かに、YouTubeを見ながら寝落ちするのが習慣になってしまっているのが原因ですね‥。
僕この本買ったほうが良いですね(笑)。
松尾 是非購入ください(笑)。
「スッキリ起きれる法則」の見つけ方
では特別に私流「スッキリ起きれる法則」の見つけ方をお教えしますね。
その日の眠りに点数をつけてみるというやり方です。
例えばどういう運動をした日とか、何を何時ごろ食べた日が良く眠れたとか、反対に眠りが浅かったなどを付けてみてください。
そうしていくうちに良く寝れた日、そうでない日の法則が見つかります。
朝起きてすぐつけないと忘れちゃうので枕元にノートを置いておくのがおすすめです。
――では枕元にはスマホでなく、ノートを置いて寝るのが良いという事ですね。
「スマホを目覚まし代わりにしているから」という方多いですよね。ベットの近くに置いてしまうとどうしてもベッドの中でスマホを見てしまいがちです。
ここは思い切ってスマホは遠くにおいて充電しておきましょう。目覚まし時計などで起きるほうが睡眠の質の改善に繋がりそうですね。
今回は貴重なお話ありがとうございました!
次回、断食道場ショップスタッフ江島による連載「睡眠改善日記」をお楽しみに!?